万葉LINEUP
すだれは、奈良時代に大陸より伝わったと言われています。平安時代は御簾(みす)と呼ばれ、寝殿造りの障屏具(しょうへいぐ)としての間仕切りやハレの日の室礼として欠かせない調度品でした。御簾の流れをくむ現在のお座敷すだれというかたちは明治時代になり確立し、古来より続く伝統的な室内装飾品として現代に至っています。弊社のお座敷すだれは、住環境の変化や用途の多様化に対応するため、サイズのオーダーや装備品の選択が可能です。日本古来の伝統ある趣と風情を取り入れられる際は、すだれ「万葉」をおすすめいたします。
お座敷すだれ
<住宅向け>
最大製作幅:980mm
サイズのオーダーはもちろん、すだれ生地や縁布、房、金具など装備品の仕様を選択できる製品です。オーダーサイズは幅、高さとも10mm単位の受注生産品です。1枚での最大製作寸法は幅が約980、高さが2700mmまでです。幅980mm以上の製品をご希望の場合は、下記の「装飾すだれ 京安」をご覧ください。
<カスタマイズ可能箇所・種類>
装飾すだれ 京安
<旅館・店舗向け>
最大製作幅:2,700mm
京安は、1枚の最大製作サイズ幅2700mm、高さ2700mmまで対応する製品で、すだれ生地のたわみ防止と装飾を兼ねた中縁が標準で付きます。オーダーサイズは幅、高さともは10㎜単位の受注生産品です。 すだれ生地の節揃えと縁布が選択可能で、標準装備品は吊金具とシンプルな紐房のみの仕様です。大きな間口を1枚で装飾される場合や旅館、商空間にも適しています。お座敷すだれ仕様がご希望の場合は、別料金で吊金具、平鉤、房の追加、変更も可能です。
<カスタマイズ可能箇所・種類>
御翠簾
<神道用>

最大製作幅:3,300mm
御簾は主に神社仏閣で使用され、神仏への感謝の念をささげ神聖な領域と俗界を隔てる境界を表します。1枚での最大製作サイズは幅3300mm、高さ2700mmで、すだれ生地のたわみ防止と装飾を兼ねた中縁が標準で付きます。オーダーサイズは幅、高さともは10mm単位の受注生産品です。すだれ生地の色と節揃え、縁布が選択可能で、吊金具と平鉤、房は標準仕様です。
<カスタマイズ可能箇所・種類>
佛間簾
<仏閣用>

最大製作幅:1,800mm
佛間簾は、ご先祖への敬いや仏様への想いを表すのに欠かせない荘厳具と言えます。佛間・お仏壇の前飾りや佛間全体を覆って装飾する方法の他、近年は佛間の背景に飾る方法も増えました。1枚での最大製作サイズは幅1800mm、高さ1800mmで、すだれ生地のたわみ防止と装飾を兼ねた中縁が標準で付きます。オーダーサイズは幅、高さともは10mm単位の受注生産品です。縁布が3種類から選択可能で、吊金具と平鉤、房は標準仕様です。
<カスタマイズ可能箇所・種類>
八女すだれ
弊社は福岡県八女軍広川町で大正元年よりすだれを作り続けており、平成26年12月には伝統的製法によるすだれが「八女すだれ」として福岡県知事指定特産民工芸品に認定されました。以下の条件を満たした弊社のすだれが、「八女すだれ」です。
- 1. 八女地域のたけ材料を使用していること
- 2. 八女地域で生産されていること
- 3. すだれは足ふみ織機で織られていること
- 4. 経糸を捻って編むねじり編みという技法で織られたすだれであること
- 5. 竹の節が手作業で揃えられており、伝統的な節揃えの技法で生産されていること
- 6. すだれの周囲の縁が手作業で縫い付けてあるあること
詳しくは、鹿田産業オフィシャルサイトの「八女すだれについて」 をご覧ください。